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「夢で見たあの子のために」とは?

内容紹介

メディアミックスで話題になった僕だけがいない街著者:三部けい氏の新作!

(正直実写はやめておいた方が良かったような感が漂ってますが)

前作以上にひきこまれる、新たに紡ぎ出すダークなヒューマン・サスペンス・コミック。

※「僕だけがいない街」って何だろう??という方はこちらを参考に。

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この作品は、

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  • 両親を殺害され、双子の兄(一登)は行方不明。
  • 犯人!?(火の男)の手がかりは腕の傷
  • その犯人に復讐を果たす願望をもっている主人公(千里)。

という現代的な復讐の話のようだ。

 

双子の兄(一登)とは痛みを感じた時に視覚を共有できる力があり、

その能力で犯人(火の男)を特定している。

 

ある日偶然TVに映った犯人の特徴を目にした千里。

その場所に出向くも、用意周到な火の男はすでに行方をくらませた後。

新たな住所を手がかりにそこに行ってみるが焼身自殺した後だと知る。

 

しかしここで犯人が死んでしまったら物語が終わってしまう。

そう、犯人(火の男)を追っている別の人物も登場してきて、世間的には偽装していると断定できる。

ここで火の男のパスポートを手にして新たな手掛かりを得るが、これがどのような伏線になっているのか!

 

むしろこの特徴をもつ火の男は本当に犯人なのか?

 

個人的感想 

まさにこの作者がつくりそうな用意周到な犯人像である。

 

千里は兄(一登)との強烈な痛みの後感覚が共有できないことから、一登はこの世にいないと考えているが果たして本当にそうだろうか?

自分的には、一登とは生き別れていて最後にはその謎が判明される。

火の男に復讐して終わるだけの単純な物語のはずがない!と思っている。

 

前作でもいろいろな伏線を回収してまとめ上げた最終話。

終わったあとにタイトル「僕だけがいない街」に納得したのも記憶に新しい。

そのような事から、今回のタイトル「夢で見たあの子のために」にも意味はあると勘ぐっている。

意味深なあの子にも注目である。

あの子とは誰??

どの子??

夢で見た??とは。

 

作画については好き嫌いが分かれるところであるが、伏線をきれいにまとめて回収し、じっくり考えさせられるこの手の話は大好きだ。

 

前作が好きだった人、またこのような流れが好きな人には読んでもらいたいオススメの作品だ。